ワイン検定ってどんな資格?難易度は高い?

ワインを学ぶ

 

ワイン検定は近年人気のある資格の1つで、ワインの基本的な知識を身につけることができます。

日本ソムリエ協会および全日本ソムリエ連盟が主催する検定試験ですが、ここでは日本ソムリエ協会のワイン検定について取り上げていきます。

ワイン検定はワインの普及・啓蒙活動の一つで、ワインに興味のある方やワインをより楽しみたい方に向けたいわば入門編ともいえるベーシックなものです。

ワイン検定には「ブロンズクラス」「シルバークラス」があり、20歳以上の方なら誰でも受けられます。

試験の方法は、講習会を受講してその後に引き続き検定試験を行うため、1日で全て完結します。

この記事では、ワイン検定がどのように行われるのか、またその難易度についても解説していきます。

ワイン検定は2段階

ブロンズクラス

ブロンズクラスは、いわば家飲みをより楽しむための知識を身につけるものです。

講習会では公式のテキストを使用し、ワインの基礎知識と、28種類のブドウ品種について学びます。

検定試験の問題は全てテキストから出題されます。

ソムリエ・ワインエキスパート試験のように二次、三次試験はなく、テイスティング試験もありません。

シルバークラス

レストランでワインを選ぶ時、ドリンクメニューから手頃なものを選ぶのと、ソムリエさんにワインリストを持ってきてもらうのとは違いますよね。

ソムリエさんとスムーズにコミュニケーションが取れたらカッコいいなと思いますが、それができる知識を身につけられるレベルがシルバークラスです。

シルバークラスはブロンズクラス認定者を対象に行われ、主要13か国のワイン産地について学びます。

試験問題はブロンズクラスと同様にテキストから出題され、テイスティングはありません。

受講から合格まで

会場や講師は?

まずは講習会(ブロンズクラス90分、シルバークラス120分)を受講後、検定試験が行われます。

ワイン検定の講師は、日本ソムリエ協会のワインエキスパート有資格者が担当します。

講習会、検定試験は講師が手配した貸会議室、レストラン、カフェ、レンタルスペースなどで行われるため、ワイン検定公式サイトで申し込む際に詳細をご確認ください。

レストランやワインバーをお借りして行われる場合、そのままワイン会になることも多いようですよ♪

受験料については、ブロンズクラスがテキスト込みで11,000円、シルバークラスが15,000円です。

試験の合否と難易度について

試験は選択式で、ブロンズクラスが50問、シルバークラスが70問です。

検定試験後に講師が採点し、結果を受講者に伝えます。

合格された方には後日日本ソムリエ協会から認定カードと認定バッジ(ブロンズはワイングラス型、シルバーはボトル型)が送られてくる流れです。

気になる難易度や合格率についてですが、具体的には公表されていません。

ブロンズクラスはごく基本的な内容なので、しっかり講習を受けていれば合格率は高いといえるでしょう。

シルバークラスはブロンズクラス認定者を対象として行われるので、必然的に難易度は上がります。

しっかり講習を受けることで合格につながることには変わりませんが、テキストが届いた時点で予習をしておくことをおすすめします。

尚、ソムリエ・ワインエキスパートの一次試験合格率は40%前後と難易度が高くなるので、ソムリエ・ワインエキスパートをこれから受けたい方の足掛かりとしてもワイン検定はおすすめです。

試験慣れしておくことはもちろん、ワイン検定合格での成功体験を持って挑むと自信にもなりますよね。

まとめ

日本ソムリエ協会の主催するワイン検定について解説してきました。

ワイン検定にはブロンズクラス、シルバークラスがあり、20歳以上であればどなたでも受けられます。

試験の流れとしては、講習会を受講してそのまま検定試験を行う、一日完結型です。

内容についてはワインの基礎知識やブドウの品種、生産国が主で、家庭やレストランなどでワインを楽しむための知識が身につきます。

ソムリエ・ワインエキスパートほど難易度が高くないので、今後受験するための足掛かりとしてもおすすめです。

ワインに興味がある方、これから学んでみたい方はぜひチェックしてみてくださいね。

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