ワインの資格は独学でOK?独学とスクールのメリットデメリットを解説!

ワインを学ぶ

ワインを勉強したいと思った時、まず何をしますか?

大部分の方は書店でワイン関連の本を探すことから始めるのではないでしょうか。
独学で勉強を始めてみたものの思うように進まず、やはりスクールに通った方がいいのかと思うかも知れません。

とはいえスクールはお金がかかる、と躊躇してしまいそうですよね。
まったくの独学で資格を取る方もたくさんいますが、スクールに通うメリットは大きいです。

この記事では、ワインを独学で学ぶこととスクールに通うことそれぞれのメリットとデメリットを解説していきたいと思います。

ワインを独学で学ぶ

独学のメリット

  • 初期費用が抑えられる
  • 時間に縛られない

ワインを独学で学ぶことの最大のメリットは「お金がかからない」ことです。
学費は各スクールで違いはありますが、受験対策の講座であれば全20回程度で150,000~160,000円はかかります。

独学の場合は書籍代や教本代でもせいぜい20,000円程度です。
また、通信講座やオンライン講座を実施しているスクールもあり、通学に比べると費用は半分程度に抑えられます(スクールによって回数や費用はまちまちの為、事前によく調べて検討することをおすすめします)。

スクールの場合は週に1回程度決まった曜日と時間に通う必要があるため、シフトの不規則な方は独学の方が自分のペースで勉強できるメリットがあります。

独学のデメリット

独学のデメリットには次のことが挙げられます。

  • 続かない、途中でドロップアウトしやすい
  • 情報量が少ない
  • テイスティングの経験を積むのに不利

近くにスクールがない方や休みが曜日固定でない方にとっては好きなタイミングで勉強出来るメリットがありますが、それ故に後回しになり、途中で挫折してしまう危険性があります。

また、スクールに通っていると仲間との情報交換ができますが、実はかなり重要です。
どの問題集や教本がいいかといった情報はもちろん、「受験申込みした?」といった会話も自然に出てくるので、筆者のようなおっちょこちょいには有難かったです。

ネットでも十分に情報は得られますが、生の情報が入りづらく孤独感を抱きがちになる恐れがあります。

最大のデメリットといえるのが、テイスティング経験を積むのに不利な点です。
スクールでは必ずといっていいほどテイスティングの授業があり、1コマあたり5~6種類のワインを試飲します。

テイスティングは二次試験で行われますが、ワインの歴史や製法、国、ブドウ品種といった知識と味わいは紐づいてくるため、味わう機会が多いほど覚えやすいです。

ワインスクールで学ぶ

スクールに通うメリット

  • 学ぶ環境に身を置くことでモチベーションが上がる
  • 講師や仲間からの情報が得られる
  • テイスティングの経験が積める

スクールに通うメリットの1つは、同じように資格取得を目標とする仲間がいることです。

受講生同士で無理に仲良くする必要はないですが、ワインという共通の話題を通じて交流が生まれることもありますし、講師や有志がワイン会を主催することもあります(筆者の体験であり、必ずしもということではありません)。

殆どの方が忙しい仕事の合間を縫って学んでいるので、勉強が捗らない悩みや苦手なポイントなどを互いに吐き出すことでモチベーションが上がったのは確かです。年齢も職業もばらばらですが、ちょっと学生時代に戻ったような感覚もあります。

同じように仲間との交流の中で「○○というワインバーがおすすめ」といった情報交換も出来ますし、授業中の講師の話に「近年の出題傾向」「講師が受験した時の体験談」といったプチ情報が出ることもあります。

独学のデメリットでも触れましたが、テイスティングの経験値が増えることが最大のメリットです。

赤、白、ロゼ、スパークリング、酒精強化ワイン、リキュール類など毎回5~6種類の試飲をするので、とにかく経験値が上がります。
中には、家飲みではなかなか手が出せないグレードのワインも出てくることがあります。

同等数のワインを買うとなったら膨大な費用がかかりますし、それを毎回飲んでいては身体にも優しくありません。

スクールに通うデメリット

  • 費用がかかる
  • 時間の縛りがある
  • スクールに通うだけでは受からない

スクールに通うデメリットとしては、まず費用面が挙がりますよね。

1コース150,000円として、何のためらいもなくポンと払える人はそう多くないと思います。
大きな買い物になるので、どうしても慎重にならざるを得ません。

また、仕事が忙しい方にとって週に1度スクールに通うことは、正直かなりの負担です。

筆者の場合は片道1時間半以上かけて120分の授業を受けていたので、貴重な休日をほぼワインに費やしていました。

急用などの場合は授業を別の日に振り替えることも出来ますが、時間のやり繰りが大変なのは確かです。

最後に、デメリットとは少し違いますが少し嫌なことを書きます。

スクールに通うだけでは合格できません。

講義を受ける+自宅での勉強がとても大切です。

一夜漬けで受かるようなレベルの試験ではなく、出題範囲も広いためかなりの勉強量が必要です。

まとめ

「ワインをしっかり勉強して資格を取りたい!」と思い立った時に、スクールに通うか独学するかは悩みどころです。

結論から言うと、スクールに通った方が絶対良いです。

費用と時間のやり繰りは必要ですが、同じ資格を目指して学ぶ仲間と情報交換することで高いモチベーションを保つことが出来ます。

さらにテイスティングの授業では多くのワインを試飲するため、自ずと経験値が上がります。

ワインの知識と味わいは紐づいているので、一次試験に向けてもテイスティングは重要です。

とはいえ事情は人それぞれなので、自分に合った勉強スタイルを選んで資格取得に繋げてくださいね。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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